「まったく仕事にならない」クーデター下のニジェール 周辺国の制裁で夜は真っ暗に[2023/08/13 21:36]

 クーデターが起きたニジェールでは周辺国が科した制裁により電力供給が逼迫(ひっぱく)し、長時間の停電が市民生活を直撃しています。

 ニジェールでは西アフリカ諸国による制裁により、今月から電力の70%を頼るナイジェリアからの供給が止められています。

 夜になると、街中に灯る光は限られ、市民らは暗闇の中での生活を強いられています。

 市場の仕立て職人は「一日に1時間ほどしか電気がこない。全く仕事にならない」と訴えました。

 市民らは発電機を購入したり懐中電灯を使ったりするなど対策を余儀なくされていますが、アフリカの最貧国の一つであるニジェールで費用を出せる人は限られています。

 制裁が解除される見通しはなく、市民生活の困窮は今後も続く見込みです。

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