中国政府 「若者の失業率」発表を取りやめ[2023/08/16 05:57]
中国政府は16歳から24歳の「若者の失業率」について、一時的に発表を取りやめることを明らかにしました。
中国では今年4月、16歳から24歳の「若者の失業率」が、データの公表が始まった2018年以来、初めて20%を超えました。
その後も増加を続け、6月の数字は21.3%となっています。
こうしたなか、中国当局は15日の会見で「若者の失業率」の発表を7月分から取りやめることを明らかにしました。
「経済の発展に伴い、労働力調査の方法を見直す必要がある」と説明しています。
中国のSNSでは「公表しなければ失業はない」、「問題を削除すれば、その問題は解決だ」などといった皮肉ともとれるような内容も投稿されています。