ウクライナ人女性の句集が日本発売 戦争のむごさ詠む[2023/08/22 08:01]

 ウクライナで俳句を詠み続けているウクライナ人女性の句集が、日本で初めて発売されます。

 「地下壕に紙飛行機や子らの春」。

 25日に刊行されるのは10年前から俳句を詠み始めたウラジスラバ・シモノバさんの句集です。

 ウラジスラバ・シモノバさん:「(侵攻前は)戦争について俳句を書くことになるとは思っていませんでした」

 シモノバさんは戦争で変わりゆくウクライナの光景や感情を多く詠んでいます。

 黛まどかさん:「俳句には匂いがあったり温度があったりします。それが一層戦争のむごさを浮き彫りにしていました」

 シモノバさんと交流があり、句集を監修した黛さんは、俳句だからこそ伝わるものがあるといいます。

 句集のための句は元々、ロシア語で詠まれていましたが、シモノバさんは今後ウクライナ語に訳すということです。

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