「24日が災害の日になることを望まない」中国が改めて処理水放出を反対

　福島第一原発の処理水が24日に放出されることを受け、中国外務省は「24日が海洋環境にとって災害の日になることを望まない」と改めて懸念を示しました。

　中国外務省は23日の会見で、「日本は汚染水の海洋放出に固執し、極めて利己的で無責任である」と指摘し、放出されたら「中国政府は海洋環境や食の安全を守るため、必要な措置を取る」とさらに規制を強化する姿勢を示しました。

　そして、「24日が海洋環境にとって災害の日になることを望まない」と批判しました。

　これに対し、北京の日本大使館は中国のSNSに処理水の安全性を説明する内容を投稿しました。

　中国や韓国などの原発から放出される処理水の放射性物質の量が福島よりも多いことをグラフで示し、今回の放出に理解を求めました。