中国の港で日本から到着した貨物船に対し、放射性物質の検査が行われていることが分かりました。
貨物船には船のバランスを保つために「バラスト水」と呼ばれる海水が搭載されますが、関係筋によりますと、中国の一部の港で日本からの貨物船に対して放射性物質のサンプリング検査が行われているということです。
放射性物質の検査が始まったのは処理水の放出が始まった8月下旬ごろで、放出の影響を調べているとみられます。
ただ、中国政府からの正式な通知はなく、港によって対応が分かれているということです。
これまでのところ、バラスト水から基準を超えた放射性物質は検出されておらず、出入港や荷役を含めた運航への影響は出ていないということです。
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