「G77+中国」首脳会議 先進国主導の不公平な秩序に懸念[2023/09/17 14:55]
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新興国や途上国などで構成する国連の枠組み「77カ国グループ(G77)プラス中国」の首脳会議がキューバで開かれ、先進国が主導する国際秩序が不公平だと懸念を表明しました。
キューバの首都ハバナで開かれていた「77カ国グループ(G77)プラス中国」の首脳会議は16日、先進国による途上国への一方的な制裁や技術独占など、途上国の技術開発を妨げる不公平な慣行に懸念を示しました。
そのうえで、各国の結束と連帯の強化を確認する宣言を採択し、閉幕しました。
会議はまた、平等に基づく多国間主義を支持し、先進国が主導する国際秩序が不公平だと懸念を示しました。
国連のグテーレス事務総長は「貧困は増加の一途をたどり、飢餓は増加し、物価は高騰し、気候災害は頻発している。グローバルな枠組みは破綻している」と述べています。
77カ国グループ(G77)は1964年に77カ国で発足し、現在は134カ国が加盟しています。