台湾の防空圏内で、一日に100機を超える中国軍機が確認されました。台湾メディアは中国軍が軍事行動の正当性を内外に示すため「新たな法律戦」を展開していると分析しています。
台湾国防部は18日午前6時までの24時間の間に中国軍機103機が防空圏に進入し、うち40機は台湾側が主張する台湾海峡の「中間線」を越えたと発表しました。
台湾メディアは「長距離の護衛や攻撃任務を可能にするため洋上での空中給油訓練を行っている」と指摘しています。
また、多数の中国軍機が事実上の停戦ラインとも言われてきた「中間線」を越えていることについては「制限空域の設定という台湾の権利を否定することで内外に軍の正当性を示す『法律戦』を展開している」と解説しています。
中国外務省は18日の会見で「台湾は中国の領土の一部であり、中間線などというものは存在しない」と従来の主張を繰り返しています。
画像:台湾国防部提供
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