「中国はアメリカの顔色窺う外交しない」環球時報が社説掲載[2023/09/19 13:20]

中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相が会談したことについて、中国共産党系の機関紙は「中国とロシアはアメリカの顔色をうかがう外交をしない」との社説を掲載しました。
中国共産党系の環球時報は19日の社説で、「北朝鮮の金正恩総書記がロシアを訪問した直後に王毅外相がロシアを訪問したことについて、西側メディアが“中ロ朝枢軸”とあおっている」としたうえで、「これは新冷戦的な書き方で根本的に正す必要がある」と指摘しました。
一方、中国の外交は全方位外交であり、ロシアに対してもアメリカに対しても最大の善意と協力の誠意を持って接触していると主張しました。
さらに「中国とロシアは強い戦略性と自主性を持つ大国であり、アメリカの顔色をうかがう外交をしない」とし、西側メディアに対し「“秘密取引”を推測するより大国の付き合いを学んだほうがいいだろう」との皮肉で締めくくっています。