世界の経済自由度ランキング 香港が初の首位転落 中国の軍事圧力が影響か[2023/09/22 23:45]

 カナダのシンクタンク「フレーザー研究所」が2023年世界の経済自由度ランキングを発表し、香港が初めて1位から転落しました。

 「2023年世界の経済自由度報告書」は165の国と地域を対象に「政府の規模」や「法制度と財産権」「国際貿易の自由度」などの分野をポイントで評価して毎年、ランキング形式で発表しています。

 今回トップに立ったのは8.56点を獲得したシンガポールで、1975年にランキングの発表を開始して以来、これまで1位だった香港を0.01ポイント上回りました。

 香港が初めて1位から転落したことについて「フレーザー研究所」は、中国当局が軍事面で香港への干渉を強め、司法の独立と裁判所の公平性に対する信頼が損なわれたことが原因だとしています。

 香港政府は「一国二制度の原則に基づき、高度な自治権を享受している」と報告書を非難しました。

こちらも読まれています