中国「保護主義に抵抗することが重要」 西側諸国を牽制[2023/09/26 19:03]

 中国政府は2013年に習近平国家主席が提唱した「人類運命共同体の構築」についての白書をまとめ、「保護主義に抵抗することが重要」などと西側諸国を牽制(けんせい)しました。

 中国の外交トップ・王毅外相は26日の会見で、人類運命共同体について「習近平国家主席の新時代の中国の特色ある社会主義思想を徹底するための重要な方策だ」と述べました。

 そのうえで「中国は数十の国や地域と様々な形の運命共同体を構築してきた」と10年間の成果を強調しました。

 また、アメリカを念頭に「保護主義や一方的な制裁に抵抗し、公正で合理的かつ透明性のある国際経済や貿易ルール作りをすることが重要だ」と指摘しました。

 さらに、来月に控えた「一帯一路」フォーラムで「中国はすべての関係者とともに協力していく用意がある」とした一方、11月に開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議では「アメリカ側がホスト国としての責任を自覚し、相応の開放性や公平性などを示すことを期待している」と注文を付けました。

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