習近平国家主席がWTO改革を提唱 米に対抗し貿易のルールメイキングへ[2023/09/28 01:36]

 中国の習近平国家主席が、WTO(世界貿易機関)の改革に全面的に参画する意欲を示しました。そのうえで「一国主義と保護主義に反対する」と述べ、アメリカを牽制(けんせい)しました。

 国営の中国中央テレビによりますと、習近平国家主席は27日午後に行われた集団学習の際に、WTO改革に意欲を示しました。

 中国の世界経済の中での重要性を強調したうえで、WTO紛争解決メカニズムの正常化を推し進めるとしています。

 また、アメリカを念頭に「一国主義と保護主義に反対する」としています。

 半導体技術などを巡り米中の貿易戦争が激化するなか、中国にはWTO改革を推し進めることでアメリカによる規制の影響を弱めたい狙いがあります。

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