緊迫…イスラエルはいま まもなく“金曜礼拝”始まる[2023/10/13 18:00]

 国連は、イスラエル軍からガザ地区北部の住民は24時間以内に退避するべきとの通知を受けたと発表。地上侵攻が目前に迫っている可能性があります。退避が呼び掛けられて総攻撃の可能性が指摘されるなか、イスラエル国内はどうなっているのでしょうか。エルサレムから報告です。

 (伊従啓記者報告)
 エルサレムでも確実にその警戒レベルが上がっています。今までには考えられなかった数の武装警官が街中に立って警備にあたっている姿をよく見ます。

 私が今いる場所はエルサレム旧市街の「ダマスカスゲート」です。この中に入って歩いて5分、10分くらいするとイスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」があります。今、ちょうど、その集団礼拝に向けて多くの人たちが入っている状況です。

 普段は問題なくこのゲートを通ることができますが、今はチェックポイントができていて、中に入っていく人が誰なのかを確認しています。

 13日に関しては警戒レベルが上がっていて、我々のような外国人、そして40歳以下の男性、そうした人たちは入ることはできません。確実に警戒レベルは上がっています。

 13日だけで武装警官の人々が約2500人、旧市街で展開しているということです。

 (Q.金曜礼拝が始まるということだが、どうなりそうか?)
 この後、約30分経ってから金曜礼拝が始まります。大体、所要30分ほどで終わるので、1時間するとすべてが終わっているかなという状況です。

 ただ、いつもこの集団礼拝が終わってから宗教心が高まっている状態になった人々が外に出てきて武装警官や治安部隊と衝突するというのがしょっちゅう起きているので、13日、まさにこの緊張感が高まっているなか、そうした不測のことが起きないか懸念が出ています。

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