アメリカのバイデン大統領は、パレスチナ自治政府のアッバス議長と今回の衝突後に初めて電話で会談し、民間人の被害や戦火の拡大防止について協議しました。
バイデン大統領とアッバス議長の電話会談は、ハマスによる攻撃以降、初めてです。
バイデン大統領はハマスによるイスラエルへの攻撃を改めて非難し、「ハマスがパレスチナ人の尊厳を守る立場にない」ことを強調しました。
アッバス議長からは情勢が日々悪化するガザへの人道支援に向けた自治政府の取り組みについて説明があり、民間人への被害拡大防止に重点を置くバイデン大統領は、こうした取り組みへの全面的支援を申し出たということです。
バイデン政権は、ハマスを支援するイランやイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が参戦した場合の事態悪化の可能性に神経をとがらせていて、戦火を拡大させないために関係各国と進める取り組みの詳細もアッバス議長に説明したとしています。
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