ベルギーの銃撃事件で2人のスウェーデン人死亡　逃走中の男は警察官に銃撃され死亡[2023/10/17 18:30]

　ベルギーでイスラム過激主義者とみられる男が発砲し、スウェーデン人2人が死亡した事件で、45歳の男が逮捕されました。

　ベルギーメディアによりますと、17日に逮捕されたのはチュニジア出身の不法滞在者で、ブリュッセルに住む45歳の男です。

　男は16日夜、ブリュッセルでタクシーなどに向けてライフル銃を発砲し、サッカーのスウェーデン代表のジャージを着ていたスウェーデン人2人を射殺し、1人に重傷を負わせた疑いがあります。

　男は現場から逃走していましたが、警察官に発見された際に銃撃され、病院に搬送中に逮捕されました。

　男はその後、死亡が確認されました。

　目撃者によりますと、男は犯行時に「神は偉大なり」と叫んでいたということです。

　SNSには過激派組織「イスラム国」のメンバーだと主張する男による犯行声明の動画が投稿されていて、「イスラム教の聖典のコーランは自分自身を犠牲にするレッドラインだ」と述べています。

　スウェーデンでは今年、コーランを燃やすデモ集会が相次いでいます。