ウクライナへの侵攻を続けるロシアがCTBT(包括的核実験禁止条約)の批准の撤回に向け、国内手続きを加速させています。
ロシア下院は17日、CTBTの批准を撤回する法案の審議を開始しました。19日採択される見通しです。
ヴォロディン下院議長は6日、自身のSNSで、CTBTの批准撤回はロシアの国益にかなうもので、批准をしていないアメリカと対等になるためだとして次の議会でこの提案を議論すると公表していました。
ヴォロディン氏は同じ投稿の中で、ロシアが新世代の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベストニク」の実験に成功したとするプーチン大統領の発言を引用し、「ロシアの安全を確保するために非常に重要だ」と述べています。
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