英スナク首相 就任1年 支持率低迷 再来年1月までの総選挙で政権交代の可能性も[2023/10/25 00:00]
イギリスのスナク首相が就任から1年を迎えました。与党・保守党は支持率の低迷が続いていて、次の総選挙で政権交代の可能性が指摘されています。
スナク氏は去年10月25日、過去200年で最も若い42歳でイギリスの首相に就任し、経済の安定化とともに財政の立て直しを図ると意欲を見せました。
しかし、最新の支持率では与党・保守党が25ポイントなのに対して最大野党・労働党が47ポイントと大きく差をつけられています。
保守党の支持率低迷はジョンソン元首相が新型コロナのロックダウン中にパーティーを行ったスキャンダルなどから続いています。
スナク首相の就任後も物価高や公共サービスの低下などを理由に支持率の低迷は打開できていません。
20日に行われたイギリス議会下院の2つの補欠選挙では、保守党の地盤とされていた選挙区でいずれも労働党に敗れています。
2025年1月までに行われる総選挙で政権交代の可能性が指摘されています。