パレスチナ自治政府のアッバス議長が仏大統領と会談 イスラエル軍の攻撃即時停止訴え[2023/10/25 05:00]

 パレスチナ自治政府のアッバス議長がフランスのマクロン大統領と会談し、イスラエル軍の攻撃の即時停止を訴えました。

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は24日、ヨルダン川西岸地区のラマラでフランスのマクロン大統領と会談し、「紛争の責任はイスラエルとそれを支援する国々にある。罪のない民間人を殺害している」と非難し、イスラエル軍の攻撃の即時停止を求めました。

 一方のマクロン大統領は「ガザ地区の民間人が苦しんでいるのを正当化できるものは何もない」と話したうえで、「パレスチナ人と当局がイスラエル国家を承認し、その存在と安全保障の重要性を認識しなければ、永続的な平和はあり得ない」と主張しました。

 また、マクロン大統領は「10月7日のハマスによるテロ攻撃はイスラエル人、パレスチナ人、双方にとって大惨事だ」と指摘し、ハマスとの戦いに向けて「イスラム国」に対する掃討作戦と同様の国際的な有志連合を結成することを提案しました。

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