バイデン大統領「銃による暴力は容認できない」 メーン州乱射事件[2023/10/27 01:10]

 アメリカのバイデン大統領はメーン州で起きた銃乱射事件を受けて、銃による暴力は容認できないとする声明を出しました。

 バイデン大統領は26日の声明で、犠牲者への哀悼を示すとともに、あまりにも多くのアメリカ人が銃の暴力によって犠牲になっているのは異常なことであり、受け入れられないと述べました。

 そのうえで、銃規制に慎重な野党・共和党に対し、殺傷能力の高い銃や10発以上の弾丸を込められる弾倉の販売を禁止する法案を可決することが、今回の事件で犠牲になった人々への最低限の責務だと訴えました。

 また、ホワイトハウスなど連邦政府の施設や軍の基地などで、26日から30日までの間、犠牲者への敬意を表するため「半旗」を掲揚するよう指示しました。

 バイデン政権や民主党は殺傷能力の高い銃の販売禁止などを求めてきましたが、銃所持の権利を重視する共和党の反対で進んでおらず、銃規制の強化は来年の大統領選挙の争点の一つになります。

画像:Androscoggin County Sheriff’s Office

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