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2023年10月29日 07:25

ガザ地区出身の中学生 来日中紛争勃発で故郷帰れず 家族の安否案じながらヨルダン滞在

ガザ地区出身の中学生 来日中紛争勃発で故郷帰れず 家族の安否案じながらヨルダン滞在
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 パレスチナ・ガザ地区で暮らしていた中学生3人が、来日中に紛争が勃発し、家族が待つ故郷に帰れない日々が続いています。現在は国連機関が保護し、ヨルダンに滞在しています。

 ガザ地区出身の中学生3人は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の招待で今月、日本を訪れ、5日に広島の原爆資料館と平和記念公園を見学して慰霊碑に献花し、6日には地元の高校生らと交流しました。

 幼少期から紛争を経験している3人は、現在の広島の街を見て、ガザ地区の復興への希望や平和への思いを新たにしたそうです。

 ところが、ガザ地区に戻るため新幹線で東京に移動中にハマスとイスラエルの紛争が勃発したことを知りました。

 家族らが待つ故郷に帰れなくなり、現在はヨルダンのアンマンに滞在し、UNRWAが運営する学校に毎日通っています。

 ガザ地区に残る家族は、避難して今のところ無事だということですが、友人を亡くした生徒もいるということです。

 3人を保護しているUNRWA保健局長の清田明宏さんは、「3人とも初めて飛行機に乗って、初めて日本に行って、色んな人に会って希望をもらったが、ガザ地区に帰れず、故郷が今後どうなるかも分からない。今は時折、笑顔も見せているが、その気持ちはとても複雑だと思う。停戦して支援物資や燃料をガザ地区に入れて、人々の苦悩を少しでも和らげてほしい」と話しています。

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