「西側諸国とウクライナが起こした」ダゲスタン空港襲撃でプーチン大統領が主張[2023/10/31 07:24]

 ロシアのプーチン大統領はダゲスタン共和国での反ユダヤ主義を掲げたイスラム教徒らによる空港襲撃は、西側諸国とウクライナによって引き起こされたと主張しました。

 プーチン大統領は30日に開いた会合で、ダゲスタン共和国での空港襲撃は「西側の諜報機関を通じたウクライナのSNSを通じて引き起こされた」と主張しました。

 一方で、暴動の参加者たちへの非難は表明しませんでした。

 ダゲスタン当局は、空港への襲撃を呼び掛けたテレグラムチャンネルはウクライナ側が管理しているものだとして捜査を行っていて、ロシアメディアによりますと、暴動後、当局は83人を拘束しました。

 テレグラムの創設者は30日、暴力を呼び掛けたとしてこのチャンネルを閉鎖しました。

 ダゲスタン共和国では29日、イスラエルから到着する旅客機を追い返そうと大勢のイスラム教徒らが空港になだれ込み、ユダヤ人の捜索を始め、空港が閉鎖されました。

 ロシアメディアによりますと、1200人以上が暴動に参加しました。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア当局などが反ユダヤ主義をはじめとする他民族への憎悪をあおってきた結果だと批判しています。

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