仏マクロン大統領が中央アジア歴訪 「ロシア離れ」を加速させたい考えか[2023/11/02 00:40]

 フランスのマクロン大統領が中央アジアを訪問しています。中央アジアの「ロシア離れ」を加速させたい考えです。

 マクロン大統領は1日、中央アジアのカザフスタンを訪問し、トカエフ統領と会談しました。

 フランスへのウランの供給拡大などが話し合われたとみられます。

 ロシアメディアは、ヨーロッパとの関係強化により、中央アジアの国々のロシア離れを加速させたい考えだと報じています。

 ロシア大統領府のペスコフ報道官はマクロン大統領の訪問について、「カザフスタンの問題だ」としてコメントを避けました。

 マクロン大統領はこの後、ウズベキスタンを訪問します。

 旧ソ連圏の中央アジアは石油や天然ガス、ウランなどの鉱物資源に恵まれていて、これまでロシアの勢力圏にありました。

 カザフスタンのトカエフ大統領は、ロシアのウクライナ侵攻には支持を表明しないなど、ロシアと距離を置き始めています。

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