中国への直接投資 1998年以降で初のマイナスに 外資企業の中国離れが鮮明に[2023/11/04 01:35]

 外資企業による中国への直接投資が、7月から9月は統計が比較可能な1998年以来で、初のマイナスとなりました。外資企業の中国離れの動きが進んでいます。

 中国国家外貨管理局が3日に発表した統計によりますと、7月から9月の直接投資は118億ドル=およそ1兆7700億円のマイナスとなりました。

 外資企業が新たに中国に投資した金額よりも、中国からの撤退や事業縮小で回収した金額のほうが大きかったことを示します。

 安全保障を理由に、半導体などの分野でアメリカが中国への規制強化を強めているほか、7月に施行された改正反スパイ法に対する外資企業の警戒感が高まっていることなどが直接投資が減っている理由とみられます。

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