アメリカでユダヤ人の銃購入が増加 大規模デモやヘイトクライムの広がりで[2023/11/10 07:57]

 イスラエル軍とイスラム組織「ハマス」の衝突によりアメリカ各地で大規模デモやヘイトクライムが広がるなか、銃の所持に消極的だったユダヤ人が銃を購入する動きが広がっています。

 CNNなどによりますと、イスラエル軍とハマスが衝突してから最初の3週間で、アメリカ国内では反ユダヤ主義的な行為が300件以上確認されたということです。

 2018年に行われたユダヤ系アメリカ人への世論調査では、7割の人が銃の所持を規制するべきだと答えていました。

 しかし、今、フロリダ州などでは反ユダヤ主義の広がりを懸念するユダヤ人による銃の購入が増加し、売り切れる店も出ているということです。

 また、射撃場を訪れる人も増加しているほか、ユダヤ人向けに警備サービスを提供する団体には全米から銃の購入や訓練に関する問い合わせが1000件以上寄せられ、警戒感が高まっています。

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