北欧フィンランドとロシアの国境で、フィンランドに入国を希望する中東などからの難民が急増していて、当局が警戒を強めています。
 フィンランド国境警備隊は、フィンランド南東部にあるロシアとの国境検問所で、13日から14日夕方までに68人の難民申請があったと明らかにしました。
 難民はシリアやイラクなど中東のほか、アフリカからも来ていて、先週から急増しているということです。
 多くの人が自転車で国境検問所まで来たとしています。
 フィンランドのランタネン内相は14日、「ロシアが書類に不備がある人物でもロシア側の検問所から出国させるようになった」と非難しました。
 フィンランド当局は、ロシアを経由して難民をフィンランドに入国させる何らかの組織的な関与が疑われると指摘し、一部の国境を閉鎖することなどを検討しています。                      
広告
                        