円相場が一時1ドル=148円台前半に 一カ月ぶりの円高水準[2023/11/21 01:40]

 外国為替市場で円相場が値上がりし、一時1ドル=148円台前半と、およそ1カ月ぶりの円高水準となりました。

 円相場は今月、一時1ドル=151円台後半まで下落し、およそ33年ぶりの円安水準に迫っていましたが、20日の外国為替市場では一時148円台前半まで上昇しました。

 アメリカでは10月の消費者物価指数の伸び率が市場予想を下回るなどインフレの鈍化が示され、アメリカの長期金利が低下したことで日米の金利差の縮小が意識されています。

 さらに、来月、アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が追加利上げを行うとの観測が後退したことで、円を買う動きが出ているものとみられます。

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