米軍がイラク国内の親イラン勢力の施設2カ所を空爆 イラク駐留米軍への攻撃の報復[2023/11/22 13:35]
アメリカ軍は22日、イラク国内にある親イラン勢力の2カ所の施設を空爆しました。イラクに駐留するアメリカ軍への攻撃に対する報復だとしています。
発端となったのは、アメリカ軍が駐留するイラクのアル・アサド空軍基地で20日、近距離の弾道ミサイルによる攻撃があり、軽傷者が出たほか、施設に被害が出ました。
国防総省によりますと、無人機やロケット弾ではなく、今回のようなミサイルが使われたのは初めてだということです。
アメリカ軍は攻撃に関与した親イラン勢力の戦闘員が乗った車両を直ちに特定し、対地攻撃機「AC130」による攻撃で複数の戦闘員を殺害したとしています。
また、22日にも、報復としてイラクにある2カ所の施設を空爆したと発表しました。
イラン革命防衛隊の関連施設とみられます。
国防総省によりますと、10月17日以降、イラクとシリアに駐留するアメリカ軍を狙った親イラン勢力による攻撃は66回に及び、62人の負傷者が出ています。