北朝鮮“軍事偵察衛星”打ち上げ「軌道進入」と評価か 米宇宙軍が衛星番号を付与[2023/11/23 15:50]

 北朝鮮が打ち上げた「軍事偵察衛星」にアメリカ軍が衛星番号を付けたことが分かりました。

 アメリカ宇宙軍第18宇宙防衛隊が運営する人工衛星の追跡サイトによりますと、北朝鮮が21日に打ち上げた軍事偵察衛星の「万里鏡1号」に衛星番号「58400」、識別番号「2023−179A」が付与されているのが確認できます。

 地球を1周するのにかかる周期は「94分67秒」、軌道の傾斜角は「97.43度」、地上からの高度は約500キロ前後となっています。

 アメリカ宇宙軍第18防衛隊は宇宙の人工物を監視するのが任務で、確認された物体に衛星番号を付与して追跡サイトで公開しています。

 アメリカ国防総省は打ち上げの成否について現時点では「評価中」だとしていますが、宇宙軍第18防衛隊が「衛星番号」を付与したことで、軍事偵察衛星が周回軌道に進入したと評価している可能性があります。

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