日中平和友好条約45周年 関係者らが交流会 中国大使が「覇権反対」条項の重要性強調[2023/11/29 22:54]

 日中平和友好条約の締結から今年で45周年です。中国大使館は関係者らを招き、記念イベントを開きました。

 日中関係における重要な4つの政治文書の一つ「日中平和友好条約」は1978年に締結されてから、今年10月に45周年を迎えました。

 条約の締結に携わった外務省の関係者や当時の政府要人の子孫らが今月29日、都内で開かれた中国大使館の交流会に出席しました。

 中国の呉江浩駐日大使は条約にある両国ともに覇権に反対する条項が現在も重要な意味を持つと述べました。

 また、11月に実現した1年ぶりの日中首脳会談に触れ、会談で再確認した「戦略的互恵関係」を今後の指針として推進すべきだと強調しました。

 一方、条約を締結した当時の福田赳夫総理大臣の息子でもある福田康夫元総理大臣は世界における両国関係の重要性を強調したうえで、現在の中国外交の影響力を踏まえたうえで日中関係を考えるべきだと訴えました。

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