米政府 イスラエル入植者へのビザ制限発表“パレスチナ人への暴力に関与”[2023/12/06 11:42]

 アメリカ国務省は、パレスチナ人への暴力に関与したとして、複数のイスラエル人入植者へのビザの発給を制限すると発表しました。

 国務省のブリンケン長官は5日、ヨルダン川西岸地域で横行するパレスチナ人への暴力は「容認できない」と断じ、関与したイスラエル人の入植者へのビザの発給を制限すると発表しました。

 対象となった個人の家族も制限の対象になる可能性があるということです。

 アメリカ国務省 ミラー報道官:「暴力行為はヨルダン川西岸の安定を脅かし、パレスチナ人とイスラエル人がともに2つの国家で平和と安全に暮らせる未来をさらに遠ざけるものだ」

 国務省のミラー報道官は5日の会見でこう述べ、イスラエルとパレスチナ双方に対して民間人への暴力を食い止めるべく対策を講じるよう求めました。

 ミラー氏はまた、ガザ地区への人道支援について「燃料も食糧も水も十分ではない」と述べ、イスラエル政府に対し支援物資の搬入に向けて取り組みを加速するよう苦言を呈しました。

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