「ロシアが英政治家にサイバー攻撃」大使に懸念表明[2023/12/08 01:44]

 イギリス政府はロシアの諜報機関が長期間にわたってイギリスの政治家などへサイバー攻撃を仕掛けていたと発表しました。

 7日、イギリス外務省はFSB(ロシア連邦保安局)が2015年から複数の国会議員に対してなりすましメールを送り、機密情報を得る「スピアフィッシング」を試みるなどサイバー攻撃を仕掛けていたと発表しました。

 他にも偽情報の対策にあたるシンクタンクのアカウントをハッキングしたほか、アメリカとの貿易に関する資料を流出させるなどしたと指摘しています。

 イギリス外務省はロンドンに駐在するロシア大使を呼び出して懸念を表明したほか、不正アクセスと機密情報の流出に関与したとして、FSBの幹部2人を制裁対象に加えました。

 キャメロン外相はロシアのサイバー活動を暴露し、責任を追及するため同盟国と協力を続けるとコメントしています。

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