米政府 ベラルーシ民主派と初の戦略対話 民主派の象徴・チハノフスカヤ氏らが参加[2023/12/09 12:54]

 アメリカ国務省は、強権政治を続けるベラルーシのルカシェンコ政権に抗議する反体制派との間で、初めて戦略対話を実施したと発表しました。

 アメリカ国務省によりますと、アメリカ政府とベラルーシの民主派との戦略対話は今月6日から8日にかけて行われ、ベラルーシの反体制派の象徴、チハノフスカヤ氏らが参加しました。

 ベラルーシでは、ルカシェンコ大統領が1994年から30年近くにわたり強権政治を続け、チハノフスカヤ氏ら民主化を求める反体制派への弾圧を強めています。

 こうしたなかで行われた初めての戦略対話では、今後数カ月以内に作業部会を設置してベラルーシの民主化に向けて取り組むことで合意しました。

 バイデン政権は、ルカシェンコ大統領と対立する民主派との連携を図ることで、ロシアによるウクライナ侵攻を支持するルカシェンコ氏への圧力を強めたい考えです。

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