朝鮮学校の無償化を訴える「金曜行動」500回目[2023/12/15 23:56]

 毎週金曜日に朝鮮学校の無償化を訴える「金曜行動」が500回目を迎え、学生や保護者ら500人が「すべての子どもたちに学ぶ権利を」と抗議の声を上げました。

 デモ参加者:「日本政府はただちに朝鮮高校に対する不当な差別をやめろ!やめろ!」

 「金曜行動」は、朝鮮学校に対する高校無償化の適用を求めるため、2013年に朝鮮大学校の学生らの呼び掛けで始まりました。

 500回目を迎えた15日は、学生や保護者、日本人支援者らおよそ500人が集まり、1時間にわたって差別撤廃や子どもたちの教育権の保障を訴えました。

 また、「この十数年では何も変わらなかった」と振り返り、「民族教育の権利を守るため闘い続ける」と決意を示しました。

 高校無償化の制度は、日本政府が2010年に導入し多くの外国人学校が対象になりましたが、朝鮮学校は北朝鮮による拉致問題などを理由に除外されました。

 2019年から始まった幼児教育と保育の無償化についても対象外になっています。

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