ロシアでプーチン政権批判の急先鋒として知られるナワリヌイ氏の行方が分からなくなってから13日が過ぎました。行方不明の状態が長期化する可能性が出てきました。
ナワリヌイ氏の審理を行っているウラジーミル州の裁判所は18日、ナワリヌイ氏の審理の延期を発表しました。
次回の期日は来年1月11日と16日に予定されています。
ナワリヌイ氏の陣営は、裁判所は連邦刑務所に対してナワリヌイ氏の所在を明らかにするよう義務付けるべきで、今回の決定には「法的根拠がない」と批判しています。
このままナワリヌイ氏の所在がつかめないままの状況が長期化する可能性があります。
ナワリヌイ氏は弁護士が面会を拒否された今月6日以降、所在不明となっています。
7日に予定されていたオンラインでの審理にもナワリヌイ氏は姿を見せませんでした。
刑務所側は「電気の不具合によるもの」だと説明していましたが、その後も弁護士の面会は実現しませんでした。
11日にはナワリヌイ氏がこれまで収監されていた刑務所の収監者リストから外れていることが分かりました。
別の刑務所に移送されたとみられ、弁護士が18日までにロシア全土の200以上の刑務所や拘置所に問い合わせていますが、所在は今も明らかにされていません。
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