ウクライナ 前線でネズミが大量発生 兵士悩ませる 英国防省[2023/12/23 22:45]

 厳しい冬の間も戦闘が続くウクライナの戦場でネズミが大発生し、兵士を悩ませていることが分かりました。

 23日、イギリス国防省は「ここ数週間、ウクライナ軍もロシア軍も一部の前線でネズミの大量発生に悩まされいる」と発表しました。

 今年、ウクライナでは秋の気候が穏やかだったことや戦闘によって畑が耕されなかったために餌(えさ)が豊富だったことなどがネズミの大発生の一因になっていると説明しています。

 そして、厳しい冬を迎えて軍の車両や陣地の中に入り込んでいて、「ネズミが前線の兵士の士気をさらに低下させるだろう」と分析しています。

 第2次世界大戦の際には同じ地域でネズミがケーブルをかじり、装備が使えなくなった記録もあるとして注意を呼び掛けています。

 また、未確認の情報として、ロシア軍の部隊では害虫が原因とみられる病気の兵士が増えているとしています。

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