ロシア、プーチン大統領「現在占領の地域維持で停戦交渉の用意あり」米メディア報道[2023/12/24 03:42]

 ロシアのプーチン大統領がウクライナ側と停戦交渉に応じる用意があり、西側諸国にシグナルを送っているとアメリカメディアが報じました。

 ニューヨーク・タイムズは23日、プーチン大統領が非公式な外交ルートを通じて停戦交渉に応じる用意があると伝えていると報じました。

 ロシア大統領府関係者やアメリカの外交官らの情報だとしています。

 現在、占領している地域を維持することがプーチン大統領が示している条件だということです。

 撤退しない姿勢を見せることでロシア国内に対して勝利を印象付ける狙いだとみられます。

 こうしたメッセージは9月以降、外交ルートを通じて伝えられていて、ロシア政府は西側諸国によるウクライナ支援が減少している今がロシアにとって有利な交渉のタイミングだと考えているということです。

 一方で、ニューヨーク・タイムズは国土の一部を失う形での停戦交渉にウクライナ側が応じることは難しく、前線の状況次第でプーチン大統領が考えを変える可能性もあると指摘しています。

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