インド人約300人乗せた航空機が仏の空港で離陸停止 乗客が人身売買の被害者の疑い[2023/12/24 08:54]

 インド人約300人を乗せた航空機が給油のために一時着陸したフランスの空港で、捜査当局によって離陸の停止を命じられました。乗客が人身売買の被害者である疑いがあるということです。

 AP通信によりますと、離陸停止命令を受けたのはUAE(アラブ首長国連邦)から中央アメリカのニカラグアに向かっていたルーマニアのレジェンド航空機で21日に給油のためフランス北東部のバトリ空港に一時着陸しました。

 乗客が人身売買の被害者である可能性が高いとする匿名の通報を受け、捜査当局が離陸の停止を命じました。

 航空機にはインド国籍の乗客約300人が搭乗していて、中には保護者のいない未成年者が13人いたということです。

 パリ検察庁は搭乗者2人を拘束し、他の乗客の取り調べを行っています。

 フランスメディアは、乗客のインド人はアメリカやカナダに不法入国するため、中米に向かっていた可能性があると伝えています。

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