米バイデン政権がウクライナ支援の方針転換を協議か 米メディア報道[2023/12/28 14:31]

 アメリカのバイデン政権が、ウクライナ支援の方針見直しを検討し始めているとアメリカメディアが報じました。

 バイデン政権はこれまで、ロシア軍が実効支配する領土を含む全領土の奪還を目指すウクライナを支援する方針を示してきました。

 ただ、政治専門メディアポリティコによりますと、バイデン政権がその方針を転換し、ロシアとの停戦交渉でウクライナが優位な条件に持ち込めるよう戦略を見直す協議を始めたということです。

 アメリカをはじめとする欧米諸国からの支援が停滞していることや、ウクライナ軍による反転攻勢で成果を挙げられなかったことが背景にあるとみられます。

 ポリティコは、バイデン政権が方針を転換すれば、「ウクライナの一部をロシアに明け渡すことを意味するだろう」と指摘しています。

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