OECD事務総長 日銀の2%物価目標「定着している」[2024/01/11 18:17]

 OECDの事務総長が都内で会見し、日銀が目指す2%の物価目標について「定着していて楽観的に見ている」と評価しました。

 OECD=経済協力開発機構のコーマン事務総長は11日、日本記者クラブで会見し、日本の金融政策への提言などを含む報告書を公表しました。

 日銀の金融緩和政策に対しては「デフレを経験していて慎重な姿勢になることは理解できる」と述べる一方、消費者物価指数(CPI)が、前年同月比で2%を超えている状態が続いていることについては、政策金利の引き上げを検討できるレベルだと指摘しています。

 また、報告書では、財政の持続可能性の確保に向けてエネルギー価格の高騰による財政支援は段階的に廃止し、財政赤字の削減を提言しています。

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