中国の輸出入額が41兆人民元=日本円で820兆円に[2024/01/12 16:50]

 中国の2023年の輸出と輸入の総額が人民元で41兆元、日本円で約820兆円を超えました。

 中国税関総署によりますと、2023年の中国の輸出額は0.6%増の23兆7700億元、日本円で約475兆円余り、輸入額は0.3%減の17兆9900億元で、日本円で約360兆円となりました。

 輸出と輸入を合計した総額は0.2%増の41兆7600億元で、2年連続で40兆元を超えました。

 習近平国家主席が提唱する「一帯一路」の共同建設国に対する輸出入額は19兆4700億元となり、全体の46.6%を占めていると成果を強調しています。

 また、電気機械製品の輸出額は13兆9200億元に上り、このうちEV(電気自動車)、リチウムイオン電池、太陽電池などの新エネルギー関連製品の輸出額が初めて1兆元を突破しました。

 一方、ドル建てでは元安ドル高の影響もあって輸出・輸入額ともに減少し、輸出は7年ぶりにマイナスに転じました。

 中国当局は2024年の展望について「外部環境の複雑さや厳しさ、不確実性が増している」との見通しを示し、「貿易を成長させるためにはさらに努力しなければならない」と強調しました。

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