英アパレルブランド「スーパードライ」 商標権の侵害でマンチェスター・シティを提訴[2024/01/13 18:37]

 イギリスの人気アパレルブランド「Superdry」が、サッカーチームのトレーニングウェアに採用されたアサヒ「スーパードライ」のロゴが商標権の侵害にあたるとして、訴えを起こしました。

 イギリスのアパレルブランド「Superdry」は「極度乾燥」のデザインで知られ、47の国や地域で事業を展開しています。

 「Superdry」は先月、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに対し、マンチェスター・シティがスポンサー契約しているアサヒ「スーパードライ」のロゴが入ったトレーニングウェアなどが商標権を侵害しているとして、イギリスの高等裁判所に訴えを起こしました。

 マンチェスター・シティとアサヒグループホールディングスのヨーロッパ法人は2022年からスポンサー契約を結んでいて、今シーズンからノンアルコールビールの「スーパードライ0.0%」がトレーニングウェアなどのスポンサーになりました。

 アパレルブランドのSuperdryは「ブランドのSuperdryとトレーニングウェアのSUPER“DRY”は一般の消費者が気付かないわずかな違いしかない」と主張し、マンチェスター・シティに対し、洋服類などにおける商標権の侵害を訴え、トレーニングウェアの使用中止などを求めています。

ロンドン市民
「(アパレルの)『Superdry』は日本のブランドだと思っていた」
「ビールが先なのは知っている。しかし、イギリスでは洋服の『Superdry』の方がビールより知られていると思う」

 マンチェスター・シティもアサヒの現地法人もANNの取材に対して、「コメントできない」としています。

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