ロシア軍輸送機墜落で国連安保理緊急会合 ウクライナは国際機関の現地調査を要請[2024/01/26 18:03]

 ロシア軍の輸送機が墜落し、乗っていたウクライナ兵捕虜などが犠牲になったとされる事件を巡り、国連安保理は25日、ロシアとウクライナ側双方が出席した緊急会合を開催しました。

 ロシア西部のベルゴロド州で24日、ロシア軍の大型輸送機が墜落し、ロシア国防省は捕虜交換のため搭乗していたウクライナ兵65人を含む74人全員が死亡したと発表しました。

 ロシアの捜査当局は25日、輸送機はウクライナ製の地対空ミサイルによる攻撃を受けたと発表し、墜落現場の映像を公開しました。

 25日に開催された国連安保理の緊急会合でロシア側は、「自国の捕虜を殺害する残虐なテロ行為だ」とウクライナを非難しました。

 これに対してウクライナ側は、事件の全容を解明するため国際機関が調査すべきだと主張しました。

 また、「我々の得た情報では遺体安置所に送られた遺体は5人のみで、現場の映像に遺体とみられるものは映っていない」と墜落機にウクライナ兵捕虜は乗っていなかった可能性があるとしています。

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