南太平洋のツバルで総選挙 親台湾のナタノ首相が落選 外交維持する12カ国の1つ[2024/01/27 18:41]
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南太平洋の島国ツバルで総選挙が行われ、長年にわたって台湾との外交関係を支持してきた現職のナタノ首相が落選しました。
26日にツバルで行われた総選挙では8つの島で2人ずつの議員が選出されますが、ロイター通信によりますと、ナタノ首相は議席を維持できなかったということです。
来週にも選出された議員のなかから投票で新たな首相が選ばれるとみられます。
ツバルは台湾と外交関係を維持する12カ国のうちの一つで、ナタノ氏は2022年に台湾を訪問し、蔡英文総統と会談するなど台湾との外交関係を続ける姿勢を強調していました。
一方で今回、当選したパエニウ財務相は台湾との関係について「見直す必要がある」と述べて断交を示唆していて、新政権の動向が注目されます。
太平洋諸島ではナウルが今月に台湾と断交し、中国との国交を回復したばかりです。