「バターチキン」元祖は? インドで法廷闘争[2024/01/29 16:22]

 マイルドな味わいで日本でも人気のカレー「バターチキン」の元祖を巡り裁判です。

 インド北部デリーに1947年に開業したレストラン「モティマハル」は、バターチキンカレーの発祥の店として有名です。

 しかし、同じ市内のレストラン「ダリヤカンジ」がバターチキン発祥の店だと偽っているとして、創業家がインドの裁判所に訴えました。

 店の景観や雰囲気、ホームページなどもまねされたと主張し、賠償などを求めています。

 「モティマハル」側は、祖先の創業者が1930年代に店を開く前に「バターチキンカレー」を発案したと主張しています。

 一方「ダリヤカンジ」側は、バターチキンは1947年に「モティマハル」の開店後に発案されたため、当時の共同創業者の親族が経営する「ダリヤカンジ」は「発祥の店」と名乗る権利があると主張しています。

 バターチキンカレーは、タンドリーチキンをトマトや生クリームで煮込んだまろやかな味わいが特徴のカレーです。

 日本だけでなく世界でも人気が高く、世界の伝統的な料理の調査結果によりますと、43位に選ばれています。

 インド料理ではバターガーリックナンに次ぐ人気だということです。

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