アウシュビッツ解放から79年 生存者がイスラエルとハマスの戦闘に危機感[2024/01/28 19:00]

 第2次世界大戦中、ユダヤ人らがナチス・ドイツに大量虐殺されたアウシュビッツ強制収容所がソ連軍から解放されてから79年となり、追悼の式典が開かれました。

 式典は27日、ポーランドの跡地で開かれ、収容されながら生き延びた生存者ら20人や各国の代表らが出席しました。

 生存者の女性(94)はイスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘を念頭に「ホロコーストの生存者の子どもたちも犠牲になっている」と危機感を示しました。

 一方、イスラエルの駐ポーランド大使は「我々が自由と安全のために戦っていることを大量虐殺と非難され、驚愕している」と述べました。

 このイスラエルの大使は国際司法裁判所が26日にイスラエル軍のガザ攻撃を巡り、大量虐殺を防ぐ措置を取るようイスラエルに命じたことに反論しています。

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