ハマス指導者がイスラエルとの停戦案「検討している」と表明 エジプトで協議へ[2024/01/31 08:00]

 イスラム組織「ハマス」の指導者ハニヤ氏がイスラエルとの一時停戦などに関する提案を受け取り、検討していることを明らかにしました。新たな停戦へ向け交渉の動きが大きくなっています。

 パレスチナ系メディアなどは30日、ハマスの指導者・ハニヤ氏が仲介を行うカタールやエジプトなどから新たな一時停戦案などを受け取り、「検討している」と述べたことを伝えました。

 ロイター通信によりますと、提案には3段階あり、まずハマス側が残りの民間人の人質を解放し、次に、拘束している兵士を解放し、最後に、死亡した人質の遺体を引き渡すというものです。

 31日にもエジプトに関係国が集まり協議が行われる見込みで、早ければ来週前半にも合意が達成できるとの情報もあります。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は同じ30日に会見を行い、近く両者が合意するとの報道を否定したうえで、「完全に勝利するまで、ガザ地区から軍を撤退させることはない」と改めて強調しました。

こちらも読まれています