カーニバル間近…リオ市がデング熱で緊急事態宣言[2024/02/07 05:37]

 南米ブラジルのリオデジャネイロ市は、2月にカーニバルやG20外相会合を控えるなか、蚊が媒介する感染症デング熱が流行しているとして緊急事態宣言を出しました。

 ブラジルメディアなどによりますと、リオ市内では2023年2万3000人のデング熱への感染が確認されましたが、今年はすでに1万人以上が感染しています。

 こうした状況を受けて市は5日、緊急事態宣言を発出し、市内におよそ10カ所の治療センターを開設し最終的に150カ所に拡大することや、デング熱の患者に病床を割り当てることなどを発表しました。

 リオでは9日から6日間に渡って開催されるカーニバルに合わせて世界中から観光客が訪れる見通しですが、現時点で日程の変更は検討されていないということです。

 デング熱は蚊が媒介する感染症で、発症すると高熱や激しい頭痛、関節痛などの症状が出ます。

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