米で家賃高騰が続く 生活困難者が過去最多の水準に[2024/02/08 09:37]

 アメリカでインフレが高止まりするなか、家賃の支払いのため生活が困難になっている人が増加し、歴史的な水準となっていることが明らかになりました。

 ハーバード大学の調査によりますと、アメリカで賃貸物件で生活している人のおよそ半分にあたる2240万世帯が収入の3割以上を家賃に支払っていることが明らかになりました。

 3年前の調査から200万世帯増え、過去最高の水準になっています。

 特に年収3万ドル=およそ444万円以下の低所得世帯が最も打撃を受けていて、家賃と光熱費を支払った後に残る金額の平均は月額310ドル=およそ4万6000円弱にとどまっています。

 AP通信によりますと、家賃の高騰を受けて、立ち退きの件数も急増し路上生活者の数も過去最高水準に達しているということです。

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