中国の消費者物価指数(CPI)が4カ月連続下落 デフレ懸念強まる[2024/02/08 16:08]
中国の1月の消費者物価指数が発表され、4カ月連続でマイナスとなりました。デフレへの懸念が強まっています。
中国国家統計局によりますと、1月の消費者物価指数は前年の同じ月と比べて0.8%のマイナスとなり、4カ月連続で下落しました。
地域別で見ると、都市部と農村部いずれも0.8%のマイナスで、カテゴリー別では豚肉や野菜など食品の価格が大きく下落しています。
一方、中国東北部のハルビン市などSNSで注目を集めた観光地への旅行熱の高まりもあってか、旅行は1.8%のプラスとなっています。
消費者物価指数が下落したことについて、当局は去年の春節が1月だったことなどが原因だと説明していますが、内需の低迷などからデフレへの懸念が強まっています。