福島第一原発の漏水問題 中国が懸念表明 国際監視メカニズムの構築改めて求める[2024/02/08 20:11]

 7日に福島第一原発の建物から放射性物質を含む水が漏れた問題で、中国外務省は日本側を批判しました。

 中国外務省は8日の会見で、「事故については現在評価中だが、東京電力のずさんな内部管理の問題がすぐには解決できないことを改めて示した」と批判し、日本側に情報公開と説明を求めました。

 また、「日本の放出計画は30年の長きにわたるもので、将来的にわたって安全で信頼できる管理ができるのか、大きな疑問がある」と懸念を表明しました。

 そのうえで、以前から求めている国際的な監視メカニズムの必要性を強調しています。

 中国は福島第一原発からの処理水の放出に反対していて、日本産水産物の全面禁輸に踏み切っています。

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