イスラエル軍に親族殺害され1人残された6歳の女児 救助の救急隊員と共に死亡[2024/02/11 15:12]

 ガザ地区北部から避難している最中にイスラエル軍の攻撃で親族が殺害され、一人取り残されていた6歳の女の子の死亡が確認されました。救助に向かった救急隊員2人も死亡しました。

 先月29日、ガザ地区北部のガザ市で車で避難していたヒンド・ラジャブさんは一緒にいた親族5人がイスラエル軍の攻撃で殺害され、車内で一人取り残されていました。

 パレスチナ赤新月社は、ヒンドさんから救助を求める電話を受け、およそ4時間後に救急隊員を派遣しました。

 しかし、その後、ヒンドさんと2人の救急隊員との連絡がともに途絶え、安否が分からなくなっていました。

 パレスチナ赤新月社は10日、SNSでヒンドさんらが乗っていたとみられる車と救急車の映像を公開し、ヒンドさんと2人の救急隊員の死亡を確認したと発表しました。

 パレスチナ赤新月社は「イスラエル側と調整したにもかかわらず、故意に救急隊員を攻撃した」とイスラエルを強く非難しています。

 ロイター通信は、ヒンドさんらが乗っていたとみられる車には銃撃の跡があり、救急車は焼け焦げた状態で見つかったと報じています。

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